汗疱の原因にアレルギー?!


シンガポールでは日本と比べ手のひらに湿疹ができるという相談が多いように思います。
その中に、手のひらの汗が湿疹の原因になっている、汗疱という疾患があります。
汗疱の原因を調べた論文を読んでみました。

120人の患者の調査
接触性アレルギーが関与(67.5%)
化粧品、シャンプー石鹸などが関与(31.7%)
金属が関与 (16.7%)
真菌(10%)
体内でのアレルギー(食物、薬、金属のニッケルがハプテンになるなど)(6.7%)
原因不明な患者はみなアトピー性皮膚炎を認めた。(15%)
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causes of pompholyx (in 120 patients)
allergic contact pompholyx (67.5%)
cosmetic/hygiene products as main factor (31.7%)
metals as main factors (16.7%)
mycosis (10%)
internal reactivation from drug, food, or haptenic (nickel) origin (6.7%)
exclusively atopic idiopathic patients (15%)
Reference - Arch Dermatol 2007 Dec;143(12):1504
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接触性アレルギーの関与が多いのが驚きです~。

シャンプーや石鹸などを注意してもらうようにして、それでも改善が認められない場合は相談に応じてアレルギー検査を実施します。

指間などの症状が強い場合は、真菌治療も考慮します。

この疾患の患者の約40%には、手のひらの多汗症が認められたとのことです。
手のひらの多汗症は、塩化アルミニウム液塗布、ボツリヌス注射、手術(ETS・胸腔鏡下胸部交感神経遮断術)などがあります。
塩化アルミニウム液は、処方薬としてシンガポールでは手に入るようです。