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LUNGClear™肺がん早期発見のための検査(血液)

 LUNGClear™

肺がん早期発見のための検査(血液)がシンガポールで実施されています

参照; https://onco.mirxes.com/ja/lungclear


よくある質問

LUNGClear™とは何ですか?
LUNGClear™は、血漿から肺がんに関連する12種類のmiRNAバイオマーカーを定量的に検出するRT-qPCR法を用いて、肺がんを早期発見する検査です。

LUNGClear™は、肺がんの平均的なリスクを有する40歳以上の成人に適応されます。本測定法は、肺がんの早期発見のための補助的なツールとして、診断基準の中で利用可能な他の検査を補完することを目的としています。

LUNGClear™の結果は、数値によるリスクスコアとして示され、医師は他のすべての関連する臨床および検査所見と合わせて解釈する必要があります。高リスクスコアは肺がんの可能性を示し、鑑別診断のために画像検査や気管支鏡検査など、他の診断検査を行う必要があります。LUNGClear™ によるリスクスコアは、診断の唯一の根拠として使用されるべきではありません。 
LUNGClear™は、X線や低線量CTの代替検査になるのでしょうか?
LUNGClear™は、胸部画像や現在の臨床ガイドラインで推奨されている他の検査方法と併用することを意図した補助的な検査です。X線検査や低線量CTの代用として使用するものではありません。
LUNGClear™は、肺がんの診断に単独で使用できるのでしょうか?
LUNGClearは、単独での診断用検査として使用できません。肺がんの診断には、気管支鏡検査、縦隔鏡検査、X線検査やCTスキャンなどの画像検査、病理組織学的検査などの診断方法の組み合わせが必要とされます。
LUNGClear™の検査を受けるべき人は?
LUNGClear™は、肺がんの平均的なリスクを有する40歳以上の成人に適応されます。本検査は、肺がんを早期に発見するための補助的なツールとして、診断基準の中で利用可能な他の検査を補完することを目的としています。
LUNGClear™は、どの程度の精度で肺がんを検出できますか?
LUNGClear™は、日本人集団における肺がん検出の感度68%、特異度75%という臨床的検証結果が出ています。
なぜ肺がん検診が重要なのですか?
肺がんは、世界的にがんによる死亡原因の上位を占めています1。日本では、肺がんによる死亡者は毎年7万5千人、がん死亡者全体の20%を占め、がん死亡原因の上位を占めています2。検診の目的は、肺がんがあったとしても早期に発見し、できるだけ早く治療を開始、生存率を向上させることです。

1. Hyuna Sung, et al. Global Cancer Statistics 2020: GLOBOCAN Estimates of Incidence and Mortality Worldwide for 36 Cancers in 185 Countries. 2021 
2. Japanese Journal of Clinical Oncology 2014, 44: 36-41..
平均的なリスクの人々が、なぜ血液検査による肺がんの早期スクリーニングを受ける必要があるのでしょうか?
肺がん を早期に発見することは、肺がん患者の全生存期間を延ばすための最良の方法の一つです。しかし、5年生存率が80%以上であるステージ1で発見される肺がんは40%未満です1。これは、早期の肺がんは無症状デあることが多く、また、日本では肺がん患者の約60%が非喫煙者であることがわかっています2。肺がん検診ガイドラインでは、重喫煙者に対してスクリーニングを推奨しており、非喫煙者は、ガイドラインで推奨されているスクリーニングから除外されることがあります。

1. 国立がん研究センターがん対策情報センター「日本のがん統計-2019年版」(https://ganjoho.jp)
2. Pelosof, L., Ahn, C., Gao, A. et al. Proportion of Never-Smoker Non–Small Cell Lung Cancer Patients at Three Diverse Institutions. Journal of the National Cancer Institute. 2017;109(7):djw295.
LUNGClear™の仕組みは?
LUNGClear™は、肺がんに関連する複数のマイクロRNA(miRNA)バイオマーカーを検出する検査です。12種類のmiRNAの量が測定され、肺がんとの関連性を提供します。LUNGClear™の結果は数値のリスクスコアとして示され、他のすべての関連する臨床及び検査所見と合わせて医師により解釈される必要があります。高リスクスコアは肺がんの可能性を示し、鑑別診断のために画像診断や気管支鏡検査などの他の診断検査でフォローアップすることが必要です。
マイクロRNA、またはmiRNAとは何ですか?
マイクロRNA(miRNA)は、正常なヒトの細胞において発現制御など様々な機能を持つ生体分子の一つです。しかし、人体の正常な機能維持に重要であるため、体内のmiRNAの量に異常が生じると、がんなどの多くの病気につながる可能性があります。
LUNGClear™はどのようにmiRNAを使って肺がんリスクを判断しているのですか?
がん患者さんでは、健常者と比較して、miRNAの組成や量に変化が見られます。miRNAプロファイルの違いは、異なる癌種や同じ癌の異なるステージで観察されています。健康な人は健康なmiRNAのシグネチャーを持っていますが、肺がん患者は長年の研究によって明らかになった肺がんに関連するmiRNAのシグネチャーを持っています。この研究から、肺がんの正確な検出に使用できる12種類のmiRNAマーカーからなるLUNGClear™パネルを開発しました。日本人を含む大規模な臨床検証試験により、LUNGClear™は健康診断等の採血時に肺がんのリスクを正確に評価できることを実証しています。
これらのmiRNAは何に由来しますか?
検出されたmiRNAは、がん細胞やそれに影響を受けた他の細胞から患者の血液中に分泌されている可能性があります。これらの肺がん関連miRNAは、肺がんの形成過程に関与している可能性があります。例えば、炎症、増殖、浸潤、血管新生を制御する機能を有している等です。患者さんの血液中のこれらのmiRNAの量を測定することで、患者さんの体内に肺がんが存在する可能性を評価することができます。
LUNGClear™は、どのような技術でmiRNAを検出しているのですか?
LUNGClear™は、高度に制御されたワークフローを持つRT-qPCR(逆転写ー定量的PCR)技術により、miRNAを検出・定量しています。
LUNGClear™パネルに含まれる12種類のmiRNAは、肺がんの発生や進行に関与することが示されているのでしょうか?
これらの一部のmiRNAは、がん転移を促進し、腫瘍免疫環境を調節することが示されています。しかしながら、肺がんの発生と進行における役割を解明するためには、更に研究調査が必要です。

乳児健診関連情報(Dr メモ)

日本小児保健協会 お役立ちガイドライン 

https://www.jschild.or.jp/guideline/


(以下ウエブサイトからの引用)

3~5か月児健診、9~10か月児健診、1歳6か月児健診、3歳児健診、5歳児健診のための「健やか子育てガイド」(令和5年度)

平成30(2018)年に成立した成育基本法に基づいて厚生労働省から発出された「成育医療等の提供に関する施策の総合的な推進に関する基本的な方針」で示されている方針に沿い、乳幼児健康診査をより充実したものとすることを目指し、「健やか子育てガイド」を作成したしました。問診票とそれに対応した子育てガイドの2つで構成しています。また、集団健診、個別健診、保育所や幼稚園での健診など多様な場面で用いることを想定し、問診票で気になる項目について、それに対応した子育てガイドの該当箇所を見ながら、標準的な指導ができるように例示しました。(令和5年度子ども家庭科学研究費補助金等 成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業「身体的・精神的・社会的(biopsychosocial)に乳幼児・学童・思春期の健やかな成長・発達をポピュレーショアプローチで切れ目なく支援するための社会実装化研究(研究代表者:永光信一郎)、「個別の乳幼児健診における保健指導の充実に関する研究」(分担研究者:小枝達也)」

https://www.jschild.or.jp/wp-content/uploads/2024/04/%E5%81%A5%E3%82%84%E3%81%8B%E5%AD%90%E8%82%B2%E3%81%A6%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89.pdf


(以下ウエブサイトからの引用)

3-5か月健診

 健やか子育てガイドの問診項目で得られた回答をもとに、Ⅰ.メディア使用と子どもの生活習慣には関連があ る、Ⅱ.メディア使用と育児困難感には関連がある、Ⅲ.子どもの生活リズムの不規則さは親のイライラや怒り を誘発し、育児困難感を増大させる、という3つの仮説を立てて検証した結果、仮説Ⅰ、Ⅱは成立するという証 拠は得られず、仮説Ⅲにおいて子どもの睡眠での問題がある場合にのみ、保護者の育児支援希求が大きくなるこ とが検証された。 4~5か月児の健診での保健指導において、メディア使用について注意喚起は重要な内容である。この月齢の 乳児で、すでにいつもDVD、動画を見ることがあるという回答が 12.5%に上っており、ときどきあるという回 答 47.5%と合わせると、じつに 60%もの乳児がメディアに日常的に接しているという結果であった。メディア の利用が生活に浸透していることをうかがわせる結果と思われる。 また、100%の保護者が児に語りかけ、90%を超える保護者が歌を歌ってやり、70%を超える保護者が絵本を読 んでやっているという保育状況を見ると、メディアに子守りをさせているという状況とは考えにくい。多変量ロ ジスティック回帰分析でも、保護者のメディア使用状況と絵本を読むという行動に、明らかな関連はなかった。 子ども自身がDVD などのメディア利用が、子どもの生活習慣や保護者の情緒の安定さに悪影響を及ぼしてい るという根拠は得られていないため、指導にあたっては慎重さが求められる。 多変量ロジスティック回帰分析で唯一、関連があるという結果だったのは睡眠の困難さと育児支援希求であっ た。4~5か月児であっても寝つきの悪さや夜泣きなどの睡眠上の問題は、保護者の育児支援を求める気持ちは 大きい可能性があり、育児に余裕が持てるような具体的な手立てを一緒に考えるなどの丁寧な対応が求められる。

9-10か月健診

結果の解釈とまとめ 健やか子育て問診票の項目で得られた回答をもとに、Ⅰ.メディア使用と子どもの生活習慣には関連がある、 Ⅱ.メディア使用と育児困難感には関連がある、Ⅲ.子どもの睡眠上の課題や発達上の課題は、親のイライラや怒 りを誘発し、育児困難感を増大させる、という3つの仮説を立てて検証した結果、仮説Ⅰ、Ⅱは成立するという 証拠は得られず、仮説Ⅲにおいて子どもの睡眠での問題がある場合には、親のイライラが高じることや、不機嫌 さがあると親の育児支援希求が大きくなるという結果であった。 9~10 か月児の健診での保健指導において、メディア使用について注意喚起は重要な内容である。テレビ・ DVD・動画を観るか?に対して、いつも DVD、動画を見ることがあるという回答が 23.9 %に上っており、と きどきあるという回答 56.0 %と合わせると、およそ 80%もの乳児がメディアに日常的に接しているという結果 であり、4~5か月児よりも増加していた。メディアの利用が生活に浸透していることをうかがわせる結果と思 われる。 9~10 か月児の健診での保健指導において、メディア使用について注意喚起は重要な内容であるが、子どもの 生活習慣や保護者の情緒の安定さに悪影響を及ぼしているという根拠は得られていないため、指導にあたっては 慎重さが求められる。 一方で、30%以上の保護者が睡眠上の困り感を抱えていた。これは4~5か月児よりも増加しており、育児に とって夜の寝かしつけがいかに大変であるかをうかがわせる結果であった。寝つきの悪さや夜泣きなどの睡眠上 の問題は、親のイライラと関係しているし、程度の強い不機嫌が見られる子どもでは親の育児支援を求める気持 ちは大きい可能性があり、育児に余裕が持てるような具体的な手立てを一緒に考えるなどの丁寧な対応が求めら れる。

1歳6か月健診

結果の解釈とまとめ 1歳6か月児では、DVD や動画をいつも観る、ときどき観るの両方を合わせると 95%を超えており、日常生 活の一部になっていることがうかがわれる。また、寝る前までいつもで動画を視聴している幼児の割合が 10.2%、 ときどき見ている割合が 31.6%であった。多変量ロジスティック回帰分析で、就寝直前までいつも動画を見てい る子どもでは、まったく観ない子よりもオッズ比 2.94 で、有意に睡眠時間は短いという結果が得られた。 寝る前には脳からメラトニンという睡眠を誘ってくれるホルモンが分泌され、このホルモンによって自然な睡 眠が誘導される。寝る直前まで動画を見ていると眼に光が入って、光によってメラトニンの分泌が抑制され、そ の結果、睡眠時間が短くなることが想定される。保健指導においては留意すべき事項である。 また、就寝前までの動画視聴や食事中の TV や動画視聴と親のイライラや怒鳴るといった行動には有意な関連 があり、オッズ比も有意に高かった。一方で昼間の動画視聴とは関連がなかったことから、メディアの使い方に 留意が必要であると考えられる。 親のイライラや育児支援希求は子どものかんしゃくや乱暴な行動と関連しており、オッズ比も高かったことよ り、子どものかんしゃくや乱暴な言動があるという心配のある保護者には、子育て支援の場を紹介するなど、十 分な対応が求められる。

3歳児健診

結果の解釈とまとめ 3歳児では、DVD や動画をいつも観る、ときどき観るの両方を合わせると 97%を超えており、ほぼすべての3 歳児 は日常生活の活動の一つとしてメディアを使用していることがうかがわれる。また、寝る前までいつも動画を視聴して いる幼児の割合が 19.7%、ときどき見ている割合が 49.2%であった。これらの割合は1歳6か月児健診での調査結果 よりも多くなっている。多変量ロジスティック回帰分析では、睡眠時間や夜の中途覚醒と就寝前の動画の視聴とは、有 意な関連は見いだされなかった。その他、食事中のメディア使用もいつも見ている割合が 26.5%と4人に1人が、食事 をしながらTV や動画を見ているという状況であった。多変量ロジスティック回帰分析では、こうしたメディア使用状 況と睡眠上の課題との間に有意な関連があるとは言えなかった。 保護者の精神状態との関連では、就寝直前までの動画視聴は、親が怒鳴ることと関連があったが、それ以外で有意な 関連があるとは言えなかった。一方で、子どもに強いかんしゃくがあったり、子どもに乱暴な言動があることと、親の イライラやどなるという行動には関連があり、さらに落ち着きがないという発達上の課題も、親のイライラやどなるこ とと関連があるという結果であったことより、親子の関係性に留意する必要があると考えられる。

5歳児健診

結果の解釈とまとめ 5歳児では、DVD や動画をいつも観る、ときどき観るの両方を合わせると 99%を超えており、ほぼすべての幼 児がメディアを日常的に活用していると考えてよいと思われる。食事をしながらTV や動画を視聴する幼児もい つもの割合が 27.6%、ときどきの割合が 46.3%と4人中3人がこうした使用状況の中で生活していることが判 明した。寝る前まで動画を視聴する割合もいつも 20.0%、ときどき 45.5%であり、生活習慣の中にメディアの しようが深く入り込んでいることがうかがえる。 多変量ロジスティック回帰分析の結果より、睡眠上の課題とメディア使用状況との間に有意な関連が認められ た。とくに就寝直前まで動画を視聴すると睡眠時間が短く、夜中の中途覚醒が多いという結果には留意すべきで あると考えられた。 寝る前には脳からメラトニンという睡眠を誘ってくれるホルモンがたくさん分泌される。このメラトニンに よって自然な睡眠へと誘導され朝まで起きない。寝る直前まで動画を見ていると眼に光が入って、光によってメ ラトニンの分泌が抑制され、その結果、寝つきが悪い、夜中に目が覚めるといったことが起きてくる。 また、子どもの乱暴な行動と親のイライラやどなる行動が関連していること、育児支援希求とも関連している ことより、保健指導に当たっては、子どもの行動に留意し、その反応としての親子の関係性に留意する必要があ ると考えられる。



高血圧と言われた方へ

 高血圧の診断は診察室血圧と家庭血圧で診断します(図1)。血圧が高い状態が続いていると血管が弾力を失い固くなり(動脈硬化)、血管が詰まりやすくなったり、微細な血管から出血が起こりやすくなります。次第に、脳、心臓、腎臓など体のあちこちに病気が起こり、突然に脳卒中や心筋梗塞の罹患率が高くなります。

健康診断では、通常血圧測定と合わせて、問診、診察、一般検査などで血管や臓器にどの程度影響が及んでいるかを調べます。さらに将来的に影響を及ぼすリスク(図2)がどの程度高いかを検討し、生活習慣の指導に加えて薬物治療が必要かどうか判断します。

近年、肥満など生活習慣が関連した高血圧が増加しています。生活習慣の改善(図3)を心がけましょう。

(図1)高血圧の診断

診察室血圧 収縮期血圧140mmHg以上 または拡張期血圧90mmHg以上

  +

家庭血圧 収縮期135mmHg以上 または拡張期血圧85mmHg以上


(図2)心血管病の危険因子

65歳以上

喫煙

脂質異常(コレステロール、中性脂肪)

肥満

メタボリックシンドローム

若年(50歳未満)発症の心血管病の家族歴

糖尿病


(図3)生活習慣の改善点

減塩ー1日6g未満

食事ー野菜、果物、魚、低脂肪食

運動ー有酸素運動、1日30分以上

減量ーBMI(体重÷身長m÷身長m)25未満

禁煙ー健康のため必ず禁煙を

節酒ー日本酒1合、ビール500mlまで


★循環器疾患リスクチェック https://epi.ncc.go.jp/riskcheck/circulatory/



表1.成人における血圧値の分類(mmHg)[3]

分類

診察室血圧

家庭血圧

収縮期血圧

拡張期血圧

収縮期血圧

拡張期血圧

正常血圧

<120 かつ <80

<115 かつ <75

正常高値血圧

120-129 かつ <80

115-124 かつ <75

高値血圧

130-139 かつ/または 80-89

125-134 かつ/または 75-84

I度高血圧

140-159 かつ/または 90-99

135-144 かつ/または 85-89

II度高血圧

160-179 かつ/または 100-109

145-159 かつ/または 90-99

III度高血圧

≧180 かつ/または ≧110

≧160 かつ/または ≧100

(孤立性)収縮期高血圧

≧140 かつ <90

≧135 かつ <85


   

参考資料 高血圧 | e-ヘルスネット(厚生労働省)



シンガポールのスタートアップNeurowyzrが開発した digital brain screening tool

 https://neurowyzr.com/

Neurowyzrは、AIと新興技術を活用し、ブレインヘルスとメンタルヘルスの分野のディープテック・スタートアップで digital brain screening toolデジタル脳機能検査を提供しています。現在英語版のみのようなので、日本語版ができることを期待します。

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デジタル脳機能検査(DBFS)とは何ですか?

デジタル脳機能検査は、脳の早期機能低下を検査する医療グレードの評価です。

このアセスメントは、一連のミニ神経科学ゲームから構成されています。

ご自宅やクリニックで、ウェブブラウザを使って15~20分程度で完了します。

テスト後、臨床医がカウンセリングで結果を確認します。

DBFSは、Health Sciences Authority Singapore (HSA) Class A Medical Device Databaseに登録されているデジタル医療機器であり、

米国食品医薬品局 (FDA) のClass II Productとして承認されています。



(胃バリウム検査のかわりに)シンガポール発!胃がんスクリーニングの血液検査

胃内視鏡検査はシンガポールでは高額のため、胃がん検診として胃バリウム検査を希望される方がいます。胃バリウム検査は日本では胃がんスクリーニング検査として一般的な検査ですが、シンガポールでは胃がんスクリーニング検査として実施されることはなく、検査に時間がかかり、検査の精度も日本で実施するよりも劣る可能性があります。

シンガポールで実施する胃がん検診として、ガストロクリア(血液検査)をお勧めします。という検査があります。

ガストロクリアは…

· 血液検査でできる精度の高い胃がんのスクリーニング検査

· クリニックでの血液検査で実施可能

· 胃がんのマーカーであるmicro RNAを測定

· 胃バリウム検査のようにX線の被ばくの心配もなく、時間をかけず早期の胃がんも見逃すことが少ない

という特徴があります。

※胃がんの診断はできません。報告された数値が基準を超える場合は胃内視鏡検査に紹介可能です。

当院では、ガストロクリアを利用した会社の健康診断も承ります。詳しくはクリニックのウェブサイトをご覧ください。

胃バリウム検査 1) 感度70~80% 特異度85~90%

GASTROClear胃がんステージⅠ&Ⅱ 2) 感度88.9% 特異度68.4%

GASTROClear胃がんステージⅢ&Ⅳ 2) 感度88.4% 特異度68.4%

Hピロリ抗体(血清検査)2) 感度81.7% 特異度45.4%

ペプシノーゲン1&2 2) 感度20.2% 特異度95%


*がん検診(スクリーニング検査)には疾病の見逃しを最小限にするため感度の高い検査が適しています。

*がん検診の感度、特異度とは

感度:がんのあるものをがんと正しく診断する精度

特異度:がんでないものを正しくがんがないと診断する精度

*出典

1)国立がん研究センター 有効性評価に基づく胃がん検診ガイドライン2014年版

2)GASTROClearについて、シンガポールと韓国で行われた5,000人以上を対象とした臨床試験の報告 https://gut.bmj.com/content/70/5/829


シンガポール発の血液で分かる胃がん検査

GASTROClearという新しい胃がんスクリーニング検査をご紹介します。
胃バリウム検査は、コロナの流行以降検査前の抗原検査実施などで時間がかかり、健康診断を受けられる方の負担になっているようです。
当院では精度の高い胃がんスクリーニング血液検査を採用しましたので、胃バリウム検査の代替えとしてぜひご検討よろしくお願いします。

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料金 $260+GST

血液検査でできる精度の高い胃がんのスクリーニング検査です。

クリニックでの血液検査で実施可能です。

胃がんのマーカーであるmicro RNAを測定します。

胃がんの内視鏡検査は通常は1500ドル以上費用が掛かりますが、この検査では短時間で20%以下のコストにて実施できます。

胃バリウム検査のようにX線の被ばくの心配もなく、時間をかけず早期の胃がんを高い精度でスクリーニング可能です。

ヘリコバクター・ピロリの血清検査、血清ペプシノーゲン、その他の腫瘍マーカーと比較した結果、GASTROClearは胃癌の検出において少なくとも20%高い精度であることが報告されています。

詳しくは、MIRWXESのウエブサイトあるいはクリニックにお問い合わせください。


測定数値は下のようにご報告いたします。


測定数値 <40

Low Risk

内視鏡検査は必要ありません。

測定数値 40-50

Intermediate Risk

血液検査の経過観察あるいは内視鏡検査

測定数値 >50

High Risk

内視鏡検査にご紹介


GASTROClearについて、シンガポールと韓国で行われた5,000人以上を対象とした臨床試験の報告です。

GASTROClear胃がんステージⅠ&Ⅱ

感度88.9%

特異度68.4%

GASTROClear胃がんステージⅢ&Ⅳ

感度88.4%

特異度68.4%

Hピロリ抗体(血清検査)

感度81.7%

特異度45.4%

ペプシノーゲン1&2

感度20.2%

特異度95%


新しい肥満治療

内視鏡的胃内バルーン留置術と内視鏡的スリーブ胃形成術(ESG)


https://www.kkh.com.sg/news/singapore-health/downsizing-your-stomach-upsizing-your-life

https://www.kanto-ctr-hsp.com/patient/department/balloon.html



内視鏡的胃内バルーン留置術

バルーンは、細いカテーテルに取り付けられたカプセルの中に入っており、内視鏡で胃の中に挿入されます、バルーンはカテーテルを通して胃袋の中で550mlの精製水で膨らませます。胃の中のバルーンにより、容易に満腹感が得られるようになります。後日抜去も可能です。



内視鏡的スリーブ胃形成術(ESG)

ESGは、先端に縫合器が付いた内視鏡を使って行われます。患者の喉から胃の中に挿入され、胃を6~12針縫って約70%縮小させます。これにより、患者が食べられる食事の量が制限されます。患者が手術を元に戻すことを希望する場合、縫い目を切る処置を受けると胃は元の大きさに戻ります。この手術は、手術室で全身麻酔をかけて1時間かけて行われます。この手術は、腹腔鏡下(鍵穴)で行われる縦型スリーブ胃切除術などの同様の胃縮小手術に比べて、合併症のリスクが低く、患者はより早く日常生活に戻ることができます。


骨粗しょう症

骨粗しょう症への生活アドバイス

□カルシウム・ビタミンDを十分摂取する(薬ではなく食事からの摂取が推奨されている) (51歳以上の健康な成人には1日1,000mgのカルシウム、  19~50歳の成人は800mg/日) (51~70歳は1日600IUのビタミンD、70歳以上は1日800IU)

□運動する

□アルコール過剰摂取を避ける(1日2杯まで)

□禁煙する

□転倒のリスクを減らすため対策(高齢者はリスク評価を実施)



骨粗鬆症のスクリーニング検査(骨量検査)が必要な人

□65歳以上のすべての女性

□70歳以上のすべての男性

□骨粗鬆症のリスクのある人(病気があり治療を受けている、ステロイド内服治療経験など)

□50歳以上で骨折した経験がある人。


骨粗鬆症の診断

 診断は、成人若年者の平均値と比較したT Scoreでおこないます。

 同じ年齢の平均値と比較した Z-Scoreも参考にしてください。

  骨粗鬆症:T score<-2.5

  低骨量:-1.0<T score<-2.5


内服治療をお勧めする例

□閉経後の女性で、骨脆弱性による骨折の既往がある場合

□脊椎、大腿骨頸部、股関節全体、または橈骨の33%(3分の1)のTスコアが-2.5以下

骨折リスク評価(FRAX)骨粗鬆症による大規模骨折の10年確率が20%以上、または股関節Tスコアが-1~-2.5の場合骨折の10年確率が3%以上


内服治療、骨粗鬆症(T score<-2.5)の場合、血液検査で、ビタミンD、カルシウム、クレアチニン、TSHなどを検査し、ビスフォスフォネート製剤などで治療を行います。

腎のう胞の評価

健康診断の腹部超音波検査で偶然見つかることが多い腎のう胞 
単純な形態ののう胞は良性で心配ありませんが、中には判断に迷うケースがあり、
Bosniak分類で方針を決めます。 
Bosniak分類Ⅲ以上では、CTやMRIなどのその後の画像診断が必要な場合もあります。


Bosniak分類

のう胞の分類

特徴

悪性度

I

単純性

流体減衰を伴う均質な内容物

薄い壁

隔壁なし

石灰化部分なし

IV造影剤注入後の増強なし


悪性の可能性はない

II

少し複雑な

良性のう胞

シストの高減衰

小さな線状、頭頂部または中隔の石灰化(1~2mm

薄い隔壁がある場合がある(厚さ1mm未満)


悪性の可能性はない

IIF

少し複雑な

経過観察が必要なのう胞

複数の薄いまたはわずかに肥厚した隔壁を持つことがある。

最小限に肥厚した壁と規則的な輪郭を持つことがある。

悪性腫瘍ではないが、厚い結節性石灰化、不規則な輪郭、および時間の経過とともに体積が増加する場合もある。


悪性ではないが、経過観察の必要あり

III

中等度の

複雑性のう胞

石灰化の有無にかかわらず、不規則で厚い中隔(造影が強化されている)。

肉厚化

多球性嚢胞を呈することがある


悪性の可能性もある

IV

のう胞性の

新生物

壁の肥厚、または重度の結節性中隔肥厚を呈することがある。

壁または隔膜に隣接した造影増強された固形病変


95-100%悪性

ラベル

Centrepointのクリニック, Singapore, Singapore
シンガポールの総合診療医です