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日本の『モビコール配合内用剤』に代わる薬、シンガポールでは?

※薬の使用については各自主治医や薬剤師と相談してください。

日本の便秘薬で『モビコール配合内用剤』に代わるお薬を調べてみた。

https://www.genome.jp/dbget-bin/www_bget?dr_ja:D06419

この薬の有効成分はマグコールで、これはポリエチレングリコール(PEG:Polyethylene glycol)とほぼ同じと考えてよいようです。大腸内視鏡の前の前処理として、水に溶かして内服し、腸を洗浄します。
豆知識ですが、医療用添加物として軟膏基剤、坐薬基剤、錠剤のコーティング剤として使用されているようです。

この薬は、海外では子供の慢性便秘の治療薬としてよく使われています。浸透圧性下剤に分類されます。
シンガポールの薬局でも市販でも購入できるようです。polyethylene glycol (peg) for constipation と、薬局のPharmacyで聞いてみてください。
シンガポールでは下のような商品があります。(Forlax)


マグコール について、
便秘の治療として
成人 マクロゴール4000粉末として: 1日1回10~20g。
小児: マクロゴール4000として:
≥8歳 初めは1日おきに10gを投与するが、1日1回20gまで増量できる。
マクロゴール3350として: 4-5歳:初回8.5gを1日1回、反応性に応じて最大17gまで増量できる。6-12歳 17gを1日1回。反応に応じて適宜増減。
粉末を120~240mLの液体(水、ジュース、ソーダ、コーヒー、紅茶など)に溶かす。


シンガポールでは日本でよく便秘薬として使用される酸化マグネシウムは流通していないようです。
たまにある軽い便秘でしたら、 latus syrup あるいは Lactulose syrup を使用してみましょう








Centrepointのクリニック, Singapore, Singapore
シンガポールの総合診療医です