母乳・人工乳以外の、離乳食・補完食について


厚生労働省のガイドラインでは5か月、WHO(世界保健機構)のガイドラインでは月齢6カ月が、口からの離乳食に適切な時期と言われています。体が大きくなると必要エネルギーも増えてくるので、食事を遅らせることなく開始し栄養を補完する必要があります。体重が少なければ早めに、早めに回数も2、3回+間食と増やしてよいと思います。
食事は赤ちゃん用に特別に作る必要はなく、大人が食べているものを取り分けて極力薄味、硬さはスプーンから落ちるか落ちないかの濃度で開始します。最初は噛まなくても飲み込むだけで食べることができる状態の食事を与えます。炭水化物だけでなくたんぱく質も一緒に与えるようにしましょう。
食事の量の評価は成長曲線の経過で評価します。乳児も個人差があり、体格の良い子もいれば、食が細い子もいます。成長曲線の中に入っていて、過去数か月の体重の増加不良がなければ、問題ありません。食事が始まると授乳回数が減る傾向があるので、母乳を続けたいという気持ちがあれば、積極的に授乳を継続してください。
WHOのガイドラインでは2歳まで授乳継続が推奨されています。私は最初から混合であっという間に母乳も枯れてしまった記憶があるので、母乳育児中のお母さんを見るとうらやましく感じてしまいます!

シンガポール予防接種スケジュール(18歳以上の大人)

シンガポールの予防接種スケジュールについて、先日発表されたシンガポール保健省の推奨内容について抜粋してお知らせします。

*MMR(麻疹、おたふく、風疹)、水痘
今までの接種歴が1回あるいは0回、予防接種が不確かで罹患歴もない場合はMMR、水痘の予防接種(2回目接種)をお勧めします。
妊娠ご希望の女性は接種後2か月間避妊が必要です。

*B型肝炎3回接種(2回目:1か月後、3回目:6か月後)
今までに接種歴がない人、特に病院、介護施設、子供と接する仕事、家族など身近な人にB型肝炎に感染している人がいる場合は特に接種をお勧めします。

*HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)
26歳までの女性で接種歴がない女性は予防接種をお勧めします

*妊娠中の大人用3種混合(Tdap)
妊娠16~32週に1回接種することで、胎児に免疫が移行し、出生後の乳児の罹患(特に百日咳)を防ぐことができます。新生児期に百日咳に罹患すると、咳発作による低酸素脳症による後遺症を残したり、死に至ることもあります。
クリニックではインフルエンザワクチン実施中ですが、インフルエンザ接種と同時接種も可能です。ぜひご検討ください。