外陰部ヘルペス


外陰部ヘルペス

外陰部ヘルペスは陰部にできる痛みのある感染症です。外陰部だけでなく肛門やお尻にできることもあります。多くの場合は感染しても一時的な症状ですむことが多いようですが、ウイルスは神経を伝わって体の中(神経節)に留まっています。抵抗力が落ちたとき、疲れが溜まったときなどに症状が再燃することもあります。

アシクロビル、バラシクロビルなどの抗ウイルス薬はウイルスが増殖するのを抑える働きがあります。ヘルペスの初感染の場合は、外陰部に痛みや水泡ができ、症状が10日程度(最長20日まで)続きます。初感染の場合、症状が始まって5日目までに治療を開始すると症状を短くすることができます。早期に治療を開始するほど効果も高くなります。

ヘルペス再発の場合は、初感染よりも軽度の症状が7-10日程度続くことが多いです。抗ウイルス薬を内服せず、痛み止めの内服薬やクリーム(局所麻酔薬リドカイン外用等)などの対処療法のみで様子を見ることもありますが、以下のようなケースでは抗ウイルス薬の継続が勧められます。

症状が強いとき
ヘルペス再発の症状が始まってすぐに抗ウイルス薬の内服を開始した場合は、症状の期間を短くし、程度を軽くすることが可能です。一年のうちに複数回症状を繰り返す場合は、抗ウイルス薬を手持ち用(stand-by)で持っておくのもよいでしょう。

症状の頻度が高い場合
抗ウイルス薬の内服を続けることで、症状の頻度を少なくできる可能性があります。医師にご相談ください。

皮膚症状からパートナーに感染させる可能性もあるので、症状がある場合は性交渉をさけます。コンドームを使用しても感染してしまうことがあります。パートナーともこの問題について話し合いましょう。クリニックにも気軽に相談に来てもらえればと思います。