育毛治療

5%ミノキシジル(外用薬)について

適応
ミノキシジルは、元々血管を拡張して血行を促進する効果があり、高血圧の治療薬として使われていましたが、ミノキシジル副作用で多毛症となる人が多かったっため、脱毛をストップさせ、髪を生やす効果が注目されました。
しかしながら、なぜミノキシジルが脱毛症に効果があるのか、詳しいメカニズムはわかっていません。

副作用
最も多いミノキシジルの副作用は頭皮のかゆみです。含有成分によるアレルギーによって皮膚に炎症が起きると、発疹、かぶれ、ふけなどがおこります。
また、ミノキシジルは本来高血圧用の治療薬であるため、ミノキシジルを使うことで低血圧になることもあります。その他、眠気、頭痛、性欲減退などの副作用がまれにあります。

プロペシア(内服薬)について

適応
プロペシア(成分名フィナステリド)は、男性型脱毛症に効果が認められています。一般に男性ホルモンは骨・筋肉の発達を促し、髭や胸毛などの毛を濃くする方向に働きますが、前頭部や頭頂部などの男性ホルモン感受性毛包においては逆に軟毛化現象を引き起こします。
頭頂部の頭髪が薄くなる「O型」だけでなく、生え際が薄くなる「M字型」の脱毛症にも効果があるといわれています。
男性型脱毛症以外の脱毛症、例えば円形脱毛症などには効果はみられません。
プロペシアの使用は男性限定です。女性と小児には使用できません。

実際の効果
プロペシアの効果には個人差がみられます。
実際には半年から1年のプロペシアの服用で半数以上、2年の服用で約7割、3年の服用で約8割の人に効果があったという国内の研究データあります。(頭髪の現状維持も効果があったとしたみなしています。)
また、頭頂部の薄毛に絞った別の研究では、1年間で約8割以上に効果があったものの、1年間以降は、効果が現れた人数の劇的な増加は見られなかったという報告もあります。

副作用
プロペシアは副作用の比較的少ない薬です。
重篤なプロペシアの副作用というのはこれまで報告されていませんが、まれに肝機能障害、胃部不快感、勃起不全、性欲減退が起こることがあります。
1年間のフィナステリド1mg/日内服により2.9%に勃起機能不全、射精障害、精液量減少など性機能障害が出現しましたが、その頻度はプラセボ群(薬成分の含まれていないグループ)と優位差は認められませんでした。

注意事項
前立腺がん診断の目的などで測定する血清PSH濃度は約50%低下することが示されいているので、血清PSA濃度を測定する場合はあらかじめ医師に報告してください。

育毛治療(その2)では、5%ミノキシジル外用薬についてくわしく説明します。