シンガポールの高温多湿の気候では、皮膚が繊細で汗腺が十分に発達していない乳幼児の皮膚トラブル、特に湿疹やあせも(汗疹)がよくみられます。
皮膚の炎症で皮膚の一部が赤くなり、かゆみを伴い、長く続くこともあれば、現れたり消えたりすることもあります。また汗をよくかく皮膚部位に小さな発疹ができます。
自宅でできること
汗をかきすぎないように部屋の温度調節
薄手の綿素材の風通しの良い服を着る
適宜ぬるめの水で入浴
刺激の強い洗浄剤は避ける
入浴後保湿クリームの使用
皮膚を掻いたりこすったりしないように注意する
クリニックで処方される薬
炎症を抑えるステロイド軟膏
かゆみを抑える抗ヒスタミン剤
皮膚の感染症が合併する場合は治療のための抗菌薬
こういった皮膚トラブルは5~7歳までに良くなることが多いですが、症状が続く場合は継続的なケアをお勧めします。また、アレルギー検査を実施することもあります。クリニックにお気軽にご相談ください。