オムツかぶれ

オムツかぶれとは、オムツがあたる場所に起こる非アレルギー性接触皮膚炎です

おむつの中は尿や汗で湿度が高い環境です。そのようなオムツの中は、皮膚ふやけて傷つきやすい状態になります。もともと赤ちゃんの皮膚は薄く繊細なので、外からの刺激に対する抵抗力が弱いのです。
さらに、うんちや尿に含まれる酵素、尿素、細菌などが刺激を与えて皮膚が真っ赤になります。
よくみてみると、おむつが当たる部分が赤く炎症を起こし、その中にブツブツと小さな発疹ができ、ただれたようになります。かゆがったり、尿や便などの刺激で痛がったりします

お薬よりもまずは予防が大切です。
おしりふきはしばらくお休みにしましょう。おしりはシャワーできれいに流してあげます。
シャワーで洗った後は、タオルで拭いて、しばらく皮膚を乾燥させてあげるとよいです。
クリニックでは、白色ワセリン(皮膚をきれいに洗って乾かした後に塗ってあげると、皮膚を保護します。)亜鉛化ローション(皮膚を乾かす、炎症を抑える作用、軽い発疹のみでの場合のみ使用)をよく用います。軽いステロイド外用薬を処方することもあります。

よく似た症状でカビが原因となるカンジダ性皮膚炎もありますが、しわの奥も赤くなるのが特徴です。また、カンジダ性皮膚炎はよく見ると、赤く炎症を起こした部分の周囲にうみを持った小さなブツブツができ、炎症の周囲の皮がむけていることがありますまた、おむつかぶれはシワの奥にはできないので、シワの奥も炎症の有無をチェックします。

カンジダ性皮膚炎の場合も、清潔・乾燥といった予防が最も重要です。クリニックでは真菌剤の塗り薬を処方します。毎日清潔に保ち、薬を併用すれば、12週間でよくなるでしょう。また下痢をしているときは、おしりを清潔に保つことを目的として、下痢止めを処方することもあります。

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オムツかぶれ、カンジダ以外に、肛門周囲連鎖球菌性皮膚炎というのがあるらしいですが、
勉強もかねて調べてみました。

肛門周囲連鎖球菌性皮膚炎は、β-溶血性レンサ球菌群の感染で起こります。皮膚炎の色は赤く、境界線がはっきりしています。肛門周囲に多くおこり、痛みもあります。6ヶ月から10歳の子供に起こります。培養皮膚で見つかることもあります。アモキシシリンまたはペニシリンによる治療です。再発もよくあるので、フォローアップが必要です。
ある研究では、小児科外来を受診した3歳の子供1000人の調査から、218-2000人に一人の割合で認められるとの報告があります。症状は、肛門周囲皮膚炎(90%)、肛門周囲のかゆみ(78%)、直腸痛(52%)便に血が混じる(35%)が含まれ、50%で家族内感染が報告されました。