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COVID-19に関するアドバイス

COVID-19インフルエンザの症状に類似しており、83%は軽症で経過し、H1N1インフルエンザと同程度の死亡率と報告されています(WHO報告)。軽い症状でも人に感染を起こすことがあります。特に、日本や他の国へ出張や旅行後は、シンガポールに戻ってから2週間健康状態を注意深く監視し、体調不良があれば医師の診察を受け、渡航歴を医師に知らせてください。発熱や呼吸器症状(咳、息切れなど)がある場合は、マスクを着用しましょう。受診について心配に思う場合は、医療機関に電話して受診の可否のアドバイスを受けてください。風邪症状があり必要があれば保健省の指針に従いMC(Medical Certificate)が発行されます。幼稚園などに通う幼児はいろいろな風邪ウイルスに罹患する機会が多いですが、体調不良があれば登園を控えましょう。


一般の人々は、予防措置として、以下のことを心がけましょう。
+体調不良の人やかぜ症状のある人との密接な接触を避けましょう。
+石鹸を使った手洗いを行いましょう(調理前、食事前、トイレ後、咳やくしゃみで手が汚れたとき)
+咳や息切れなどの呼吸器症状がある場合は、マスクを着用してください。
+咳やくしゃみをするときは、咳エチケットあるいは、ティッシュペーパーで口を覆いすぐにゴミ箱に捨てます。

コロナウイルスの緊急事態で、精神的・身体的に影響を受けることがあります。
+不確実性から来るネガティブな感情・身体症状が増える(不安感、落ち着かなさ、気分の落ち込み、興味の低下、不眠、食欲の変化)
+健康を損なう行動が増加する(喫煙、飲酒、社会的孤立)

特に外国人として暮らしている私たちは、非常時に影響を受けやすい弱者といえます。
大きい集会などは中止になっていますが、友人・家族とのコミニケーションの機会も大切です。
散歩や読書など、気分転換も積極的に行いましょう。
メンタル不調についても気軽に相談に来てください。
Centrepointのクリニック, Singapore, Singapore
シンガポールの総合診療医です