シンガポールは2019年12月は日本人の間でインフルエンザ感染者が多くみられました。抗インフルエンザ薬のタミフルはカプセルに入っているため中の粉薬を子供に内服させるのに苦労した方もおられたかもしれせん。日本では小児の薬は内服しやすい糖類で甘く味付けられたドライシロップが多く利用できますが、シンガポールでは小児の薬はシロップが主流で、大人の薬を分割して内服する必要がある場合もあります。
薬を嫌がるお子さんに、スムーズに飲んでもらうポイントをまとめてみました。
①ジュース・水で薄める
小カップに薬を入れ、少量ずつ水・ジュースを加えて混ぜてみましょう。
②市販のプリンを使う
シンガポールではマンゴープリンやチョコレートプリンなどが市販されています。
ゼリー →薬 →ゼリーと、交互にたべます。
③アイスクリームを使う
ハーゲンダッツなど脂肪分の多いアイスクリームと交互に食べます。
冷感と濃厚な口当たりで薬の味が分からず、おいしく感じます。
シンガポールでは、年間を通してインフルエンザの小流行がみられますが、6-7月頃も多い印象があります。乳児は6か月以上で接種可能です。予防接種を受けてもインフルエンザに感染することがありますが、感染頻度と重症度を下げる効果があります。6月(南半球用)と10月(北半球用)にインフルエンザ予防接種が行われていますので、年に1回接種をお勧めします。