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飲み物や加工食品に含まれる砂糖摂取に注意!

シンガポールでは、糖分が非常に多い飲み物(ボトル、缶、パックに入っている糖分が多く含まれた飲料)の広告を禁止する方針を2019年10月発表しました。また、糖分が多い飲み物には、容器パックの前面にラベルを表示することが近々義務付けられます。これは、シンガポールで増加傾向にある肥満や、国民の11%といわれる糖尿病の減少を目的としています。糖分が含まれた飲物に関する規制の詳しい内容は、2020年に発表され、実際の実施には1-4年程度かかる見込みです。
WHOの砂糖の摂取に関するガイドラインでは、糖類の摂取量を1日の総エネルギー摂取量の5%までに制限することを推奨しています。これは、平均的な体型の成人で1日に摂取できる砂糖の量に換算すると、ティースプーンに5杯ほどで、一般的な炭酸飲料1缶の半分程度の量になります。飲み物以外でも日常生活で加工食品などには多く遊離糖が添加されています。例えば、大さじ1杯分のケチャップには糖類が約4g(小さじ1杯分)が含まれています。
健康に良い食生活のため、砂糖が含まれた飲料や加工食品を取りすぎないように心がけましょう。まずは飲物は水や砂糖の含まれていないお茶に変えるなど、各自でできることから始めてみましょう。
Centrepointのクリニック, Singapore, Singapore
シンガポールの総合診療医です