このブログを検索

MMRワクチン接種で、麻疹、風疹、流行性耳下腺炎の免疫をつけよう



2018年3月下旬以降、麻疹を発症している台湾からの旅行客がら沖縄に麻しんが流始まり、4月 末までに 80例以上が報告されています。
麻しんは、ワクチンによって予防できる感染症です。現在の定期予防接種は日本ではMR1期が1歳、2期が小学校入学前、シンガポールではMMR1歳で2回接種します。この2回接種によって麻しん をほぼ予防することができます。

世界的には麻疹はありふれた感染症です。特にアジアは多く、年に10万人程度の麻疹に罹患していると考えられています。
2017年はヨーロッパでも麻疹が流行し、2016年は5000件でしたが、2017年は2万件以上報告されています。

20-40代では、予防接種の回数が1回のみの方が多く、今回多くの麻疹罹患がこの年代に多いようです。シンガポールで暮らす邦人は、出張や旅行で各国に旅行される機会が多いと思います。麻疹、風疹接種歴を確認し2回目接種がない人や、既往歴がはっきりしない人はMMR追加接種を受けましょう。

Centrepointのクリニック, Singapore, Singapore
シンガポールの総合診療医です