リステリア感染症
オーストラリアではカットメロンが原因でリステリアが流行したことがありました。
シンガポールでもオーストラリアから輸入されたメロンが原因でリステリア感染症が報告されたようです。
果物が適切に洗浄されていない場合、リステリア菌が果皮に残り、果実をカットする際に菌が果肉に移ってしまう可能性があります。汚れた器具や表面もリステリア汚染の原因となる。リステリアは、自然環境の中に広く分布しています。
リステリア菌に感染すると、発熱、筋肉痛、吐き気、下痢などを引き起こす。これらの感染症は、発症しても軽症で自然に治ることが多いですが、妊婦、乳幼児、免疫不全者にとって致命的となる可能性があります。
加熱により死滅します。
4℃以下の低温や、12%食塩濃度下でも増殖できるます。
感染力は低いですが、免疫が低下した高齢者や妊娠中の女性は感染することがあります。胎盤を通過し胎児に流産や後遺症などを引き起こすことがあります。
注意する商品:生野菜、えのきだけ、生ハム、スモークサーモン、加熱していないチーズなど(冷蔵庫に長期間保管でき加熱せずに食べられる食品)
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/0000070272.pdf
(リステリア感染症についてのリーフレットです。厚生労働省)
◆カットフルーツについて注意すること
カットフルーツをすぐに食べない場合は、4℃以下で冷蔵保存する。
二次汚染を防ぐため、カットフルーツは必ずふたをして、生もの(生肉や生魚など)から離して保管する。
室温に2時間以上放置したカットフルーツは廃棄する。