ラマダン期間の絶食と絶食について

シンガポールでは国民の15%程度がマレー系で主にイスラム教を信仰しています。ラマダンの時期は絶食を行います。
食事を長時間取らないでいると、最初は筋肉や肝臓にある糖が、その後は、体脂肪が分解されエネルギーで使われます。何日も食事を取らないと、筋肉のたんぱく質が壊れ、エネルギー源になってしまいますが、ラマダンの絶食は日中のみ行われるため、筋肉量が減ることはないでしょう。水分を取らないでいると、電解質と水分を体に保つように腎臓で調整され尿量が減少しますが、皮膚からも汗で失われるため、日中過ごす環境も留意します

絶食期間の夜間の食事は、バランスのとれた栄養素と適切な水分摂取が必要です。精製された小麦粉や白砂糖が多く含まれる食品は、短期間で血糖値を上げエネルギー源として消費されます。食物繊維が豊富な食品(全粒穀物、野菜など)は、消化吸収に時間がかかるため、絶食期間中の食事として適しています。揚げ物は胃もたれすることがあるので多く取り過ぎないよう注意し、コーヒー、お茶、コーラなど利尿作用のあるカフェインが含まれた飲料は避けます。


ラマダン期間は「自らを制して律する」という教えを絶食で実践できるだけでなく、正しく行えば、肥満の解消や、体脂肪に含まれた毒素を排出できるデトックス効果など、健康にもよい効果が期待できます。絶食期間が始まるとエンドルフィンの血中濃度が高くなり、集中力や幸福感などが高まるという報告もあります。