避妊用ピル~Combined oral contraceptives (COCs)について
COCは非使用者と比較して静脈血栓塞栓症のリスクが2倍になると報告されています。
COCは、乳がんおよび子宮頸がんのリスク上昇はわずかであるが、卵巣がんおよび子宮内膜がんのリスク低下と関連している可能性がある。
COC内服によりエストロゲン作用(出血パターンの変化、気分の変化、乳房の拡大/圧迫感、吐き気など)またはアンドロゲン作用(にきび、多毛症、脂質の変化など)を経験する可能性がある。
避妊以外の効果として、ニキビ、月経前症状、子宮内膜症(疼痛含む)、月経困難症、多嚢胞性卵巣症候群の改善などが考えられる。
開始前に血圧測定、体重とBMI(body mass index)、最終月経等をチェックする。
乳がん、血栓症、前兆を伴う片頭痛がある方、妊娠中の方は処方できません。
■下はシンガポールで流通しているピルのー例です。