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慢性腎臓病(CKD)と血圧管理

 高血圧は腎機能障害を進行させる恐れがあり

健康診断で蛋白尿や腎機能低下などを指摘されており血圧が高めの人は

家庭血圧測定を行うことが推奨されています。

夜間、早朝の血圧上昇の抑制など、血圧の日内変動も考慮した血圧管理をお勧めします。

降圧薬はACE阻害薬あるいはARBが推奨されていますが、高K血症に注意します。

Ca拮抗薬やサイアザイド系利尿薬が使用されることもあります。


CKDがある人の血圧目標値(75歳未満の場合)

■CKDステージG1,G2

DM合併:130/80未満を推奨する

DM(ー):A1区分は140/90未満を、A2,3区分は130/80未満を推奨する


■CKDステージG3-5

DM合併:130/80未満を提案する

DM(ー):A1区分は140・90未満を、A2,3区分は130・80未満を提案する


ただし、DM有無にかかわらず、収縮期110未満へ降圧しないよう提案する


https://minds.jcqhc.or.jp/n/med/4/med0067/G0001093 (CKDガイドライン2019)

http://dm-rg.net/news/2018/07/019822.html(糖尿病リソースガイド)

Centrepointのクリニック, Singapore, Singapore
シンガポールの総合診療医です