*当クリニックでは採用されていません
Valdoxan (agomelatine)
Agomelatineはメラトニンの誘導体で新しい作用機序の抗うつ薬。メラトニン受容体であるMT1/MT2へのアゴニスト作用(作用薬),セロトニン受容体5-HT2Cへのアンタゴニスト作用(遮断薬)を持つ。抗うつ効果のみならずMT1/MT2を介した睡眠改善作用がある。アゴメラチンで治療されたうつ病患者では、睡眠の質が改善され、睡眠導入後の覚醒が減少したと報告されている。アゴメラチンはセロトニンレベルを上昇させないため、他の多くの抗うつ薬に特徴的な消化器系、性的、代謝性の副作用の可能性が低い。本剤は依存性がなく,離脱症状を引き起こさない。本剤は肝障害を起こすことがあり,治療開始前およびその後血液検査で肝機能を測定する。
agomelatineは就寝時に25mg-50mgを服用させる。
肝機能障害のある患者では禁忌である。
双極性障害、躁病、または軽躁の既往歴のある患者には慎重に使用する;躁症状が発現した場合は使用を中止する。
高齢者の認知症患者や75歳以上の患者には有効性が確立されていないため、推奨しない。
うつ病治療のための小児患者(すなわち18歳未満)には推奨されない。
妊娠カテゴリーB1
(AUS)