帯状疱疹



帯状疱疹は、水痘と同じウイルス、HHV3型が原因です。

小さいお子様には、大人になってから帯状疱疹で痛い思いをしないように、早めに水痘ワクチンを接種してあげてください。

さて、神経痛のようなのズキーン、ヒリヒリという痛みがあって、水疱様のブツブツが体の半分で帯状にでてくれれば、帯状疱疹の診断は比較的容易です。

時に、症状が典型的でなく、診断が難しいケースがあります。

「帯状疱疹」が典型的でないケース

・明瞭に水疱ができていない
 線上の配列傾向がないか?対側と比較して、知覚過敏や知覚低下がないか?をチェックします。

・無痛性、かゆみのみのケース
 痛みのない帯状疱疹は小児に比較的多いです。

・神経痛のみ
 皮疹の出る前に中和抗体でウイルスが消失する場合。血液検査で抗体価の上昇をチェックして診断します。




今回は、帯状疱疹について勉強してみました。


リスクの高い人:
高齢者(USにて、1.5% annual incidence vs. 0.2% for non-elderly)
発症率:
2000人の人口ベースで、4-8例/年の発症
帯状疱疹の家族歴、外傷との関連があり。
ストレス(negative life events)とは、関連が低い。


herpes zoster ophthalmicus: 
三叉神経第1枝のケース。全体の10-20%、ただし皮疹は中央線を越えない。
Herpes Zoster全体の4%に眼に合併症がおこる。


Hutchinson sign:
鼻の先を越えて皮膚病変がある。この場合は、trigeminal optic branch(三叉神経眼枝)も障害を受けており、眼の合併症が出る率が高くなる。眼科コンサルト要す。


診断
臨床症状(神経節に沿った痛みと水疱性皮疹)によって、ほとんどの場合検査不要だが、
血液検査の場合、IgA/IgM。61%が陽性。5-10日後には91%が陽性。あるいは、Tzanck smea、ウイルス培養、PCRなど


経過:
皮疹は約4週間、痛みは数ヶ月続くこともあり。10%のケースで痛みが90日以上続く。