Timed Up and Go test
高齢者の転倒リスクを評価するテストです。
ストップウォッチを用意してください。
使用方法 患者は普段履いている靴を履き、必要であれば歩行補助具を使用する。
まず、患者に標準的な肘掛け椅子に腰掛けてもらい
標準的な肘掛け椅子に腰掛けてもらい、3メートル(10フィート)離れたところにある線を確認する。
患者へのインストラクション。
私が "Go "と言ったら、次のことを行ってください。
1. 椅子から立ち上がる。
2. いつものペースで床の線まで歩く。
3. 体の向きを変える。
4. 通常のペースで椅子まで戻る。
5. もう一度座ります。
"Go "の合図でストップウォッチを開始します。
座るまでの時間を記録します。
TUGが12秒以上かかる高齢者は転倒の危険性があると評価できます。
歩き方も同時に観察します
歩く速度が遅い
バランスを崩す
歩幅が狭い
腕の振りが少ない、または全く振らない
壁につかまり立ちをする
シャッフリング(足を引きずる)
方向転換ができない
補助具を適切に使用しない 器具を適切に使用しない
参考文献:https://www.cdc.gov/steadi/pdf/TUG_test-print.pdf
The 4-Stage Balance Test 4つの平衡テスト
平衡バランスを評価する4つのテストです
ストップウォッチを用意する
4つの姿勢を実演した後、患者の隣に立ち正しい姿勢になるよう手助けしてください。
患者が安定したら、手を離し、その姿勢を維持できる時間を計ります。
足を動かしたり、支えを必要とすることなく、10秒間姿勢を保つことができたら、
次の姿勢に進みます。
できない場合は、次の姿勢に移らずその時点でテストを中止してください。
患者は、補助器具(杖や歩行器)を使用せず、目を開けたままで実施してください。
患者へのインストラクション。
これから4つのポジションをお見せします。
それぞれのポジションで10秒間立ってみてください。
両手を広げたり、体を動かしてバランスをとってもいいですが、足は動かさないでください。
それぞれのポジションで、「準備完了、スタート」と言います。そして10秒経ったら"ストップ "と声をかけます。
タンデムスタンドを10秒以上保持できない高齢者は、転倒の危険性が高くなります。
転倒のリスクを減らすために歩行とバランスの訓練を行ったり太極拳のようなエビデンスに基づく転倒予防プログラムを紹介するとよいでしょう。
参考文献:https://www.cdc.gov/steadi/pdf/4-Stage_Balance_Test-print.pdf