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シンガポールの発達障害支援の取り組み

KK Hospital Department of Child Development (DCD)では

シンガポール国内の発達障害や行動障害を持つ子どもを対象に、

支援サービスを提供しています。

医師、医療従事者、看護師、事務スタッフなど100名以上のスタッフで構成されており、

年間3000人以上の乳幼児が利用しています。


■KKHの提供するサービス
発達や行動の評価
言語療法、作業療法、心理療法
ソーシャルスキルグループ
コミュニティサービスへの紹介
保護者・介護者向け研修会
子どもの家族のための支援
学校、プライマリヘルスケア、コミュニティ・サービスとの連携
TIDBITプログラム
BabySibs - シンガポール幼児自閉症スクリーニングサービス

■TIDBITプログラムは

幼児の発達と行動の問題を早期に診断支援することを目的とする研究プログラムです。

生後15ヶ月から30ヶ月で、正常に発達しているお子さんや、発達障害のリスクがある子供を対象にしています。

生後18ヶ月、30ヶ月、36か月の時に発達スクリーニング検査を実施します。

研究はシンガポールのHealth Booklet(母子手帳)の質問項目などの改良などを目的にしています。


■BabySibsとは

兄弟姉妹の発達スクリーニングプログラムです。

ASD の原因は特定されていませんが、ASD を持つ子供が 1 人いる家庭では、2 人目の子供が生まれるリスクが 1020 倍になることが知られています。

このプログラムでは、ASD患者の兄弟を対象に生後12ヶ月、18ヶ月、30ヶ月時、スクリーニングを実施し、保護者と情報を共有しています。


Centrepointのクリニック, Singapore, Singapore
シンガポールの総合診療医です