ショック症状で重症化しやすい時期は発症3〜7日目です。
これらの症状に注意しましょう(warning
sign)
腹痛
嘔吐が続く
むくみ
粘膜からの出血
気力がない、あるいは落ち着きがない感覚
肝臓肥大。
血小板数の急速な減少に伴うヘマトクリットの増加
(毛細血管漏出および血液濃縮)
下のようなショックの兆候がないか注意します(診察所見)
頻脈、徐脈、脈が弱い
爪毛細血管の再充血時間の遅延(>
2秒)
触診による四肢末梢の冷感、
口腔内の乾燥
皮膚の張り(ツルゴール)の.低下
頻呼吸
脈圧の低下(正常な収縮期血圧ですが拡張期血圧の上昇)
低血圧または脈圧の低下
(拡張期血圧の上昇、収縮期圧と拡張期圧の差が<20
mm Hg)
発熱の初期段階をベースラインとして
血液検査によるフォローアップを行います(全血球)
デング熱では、ヘマトクリット上昇、白血球数減少
血小板減少(ヘマトクリットの上昇に伴い血小板減少)がみられます。
血漿漏出および血液量減少を示唆するヘマトクリット値が
20%以上増加するなどの場合、
血小板が5万mm3(小児は8万mm3)を切る場合、
尿が6時間でないなど中等度以上の脱水症を認める場合は
輸液や専門医への紹介します。