デングウイルスワクチン

デング熱は蚊が媒介するデングウイルスの感染症で、4種類の型(セロタイプ)があります。これらの4種類の型に効果が期待できるデングワクチンが開発され、インドネシア、タイ、フィリピン、ブラジルなど数か国で認可されていますが、2016年10月シンガポールでの認可を受け、2017年からデングワクチン接種が始まります。


シンガポールのワクチン適応:12歳から45歳まで(妊娠中や授乳中、免疫低下などの疾患を除く
スケジュール:3回接種(2回目:6か月後、3回目:12か月後)

12歳未満、46歳以上の接種については、現在のところ効果や副反応などのデーターが不十分のため接種はできません。

ワクチン接種は、デング熱の既往のあるものにより高い効果が期待できます。12歳から16歳までのデング熱流行地に住む人に対するワクチンの効果について調べられ、既往歴のあるものは81.9%、既往歴のないものは52.5%の効果だったそうです。

デングワクチンの主な副反応は、注射部位の痛みや腫れ、頭痛、倦怠感などでほぼ3日以内に改善します。発熱は接種後2週間以内に起こることがあります。ちなみにアナフィラキシーショックなどの重篤な副反応は極めてまれです。

まとめ
一般的な日本人は既往がない人が大多数でワクチンの予防効果は限定的ですが、ワクチンは重症化を8割程度減少させるという報告もあり、重症化を予防する効果は期待できるかもしれません。過去にデング熱と診断されたことのある人は、接種により今後の罹患を予防する効果は高いと考えられます。