危険な脂肪肝


健診などの腹部超音波で「肝臓に脂肪がたまっています」といわれたことのある方、血液検査で肝臓の数値(ASTALT)が高かった方、
NASH(ナッシュ)という肝臓の病気の可能性もありますのでご注意ください。


NASHとは、非アルコール性脂肪肝炎(Non alcoholic steatohepatitis)です。
アルコール多飲もなく、肝炎ウイルス検査も陰性なのに、肝炎から肝硬変・肝ガンという経過をたどることもあります。

原因は、脂肪肝です。
生活習慣病、肥満などが関係していることが多いので、減量・運動が一番の治療&予防法になります。
食事は低カロリー、低脂肪、食物繊維の多い食事(野菜・果物)にしましょう。

治療薬
糖尿病治療に使われるインスリン抵抗性改善薬(メトフォルミンなど)、スタチン系とよばれる脂質治療薬を用いることもあります。
肥満の方にはシンガポールにはXenicalという治療薬もあります。

食品栄養素やサプリメントで効果が認められているもの
多価不飽和脂肪酸 ω6脂肪酸のリノール酸、γーリノレン酸、アラキドン酸、ω3脂肪酸のαーリノレン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)も効果があります。
その他、ビタミンE(抗酸化作用)、ベタイン(甘味・旨味成分があるアミノ酸系窒素化合物。クコ茶、オキアミなどに含まれる)、L-カルニチン(体内では筋肉細胞に含まれており、主に赤身の牛肉などの肉類に含まれている)も効果が報告されています。


検査
診断には、肝生検(肝臓に側腹部から針をさして、肝組織を少し採取し、顕微鏡で診断)が必要です。
NASHに関連のある項目は、肥満度、インスリン抵抗性、高血圧の有無、血液検査では、ALT、フェリチン、4型コラーゲンなどが報告されています。NASH 拾い上げのための簡便なスコアリングシステム(NAFIC score)